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自叙伝続き |
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2007-08-23 Thu 17:52
穏やかな日々が続き季節はやがて梅雨に入っていました。
そんなある日,何時ものように朝の掃除を終えて先生に挨拶をし朝食の席に着いた所,いきなり先生が片山君まことに済まないが今日限りで辞めてくれないか,と言われるでは在りませんか。 ギエ−ツ,驚天動地とはこの事です。何故?どうして?訳が分かりません。物凄いショックです。 漸くして落ち着きを取り戻し,先生に質問しました。すると背に腹は変えられない,と言われるのです。治療の場にいるのは先生とパートの小母ちゃんと女性の鍼灸師さんです。 鍼やお灸をする時は上半身裸になる事が多い,其処に若い男性の私がいると患者さんが嫌がって来なくなる何時もは60人近くの患者さんがいるのに50人に減ったと言われるのです。 私はそれは梅雨のせいだと思いましたが。其処で私はそ本当にうですか,もし私に至らぬ処がありましたら,この際ですから遠慮なく云って下さい,と申し上げますと,先生はいやそれは本当に何も無いと云われました。さあ大変です、これからの身の振り方を如何するか,です。 辞めて暫くして女性の鍼灸師さんにお聞きした処に依ると患者さんがあの少年は何処に行ったのと聞かれたそうです。 それは無いと思いますけど。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-11 Sat 16:41
とんでもない事が起きる前に穏やかな日々を少々記して見たいと思います。
鮫島家の食卓にはきびなごと言う小さな魚が良く登場します。 鹿児島の人々が良く好んで食するのですが,取れるのは四国の八幡浜だそうです。刺身にして醤油,酢味噌で食べて良し,天ぷら,煮つけにして良しの手軽でオールマイテイな小魚です。 私は良く奥様からきびなごの刺身造りを命じられました,と言ってそんなに難しいものではなく,何しろ10センチ在るか無いかの小さな魚なので,頭をチョイと掴んで背骨をツーツとはづすと尻尾まで取れますから後内臓を左手で取って,一丁上がり。後は二つに折ってお皿に綺麗に円形に並べて行くと,銀色に光ったきびなごのお造りの出来上がりです。 後耳慣れない言葉でかっちょんびんた,此れは鰹の頭と言う意味の鹿児島弁です。調理した後に残った鰹の頭を買ってきて,煮つけにするのですが,中々豪快で美味しいのです。 想像して見て下さいあの鰹の姿を,その頭ですから豪快でしょう。 先生は坊津の人(枕崎)ですから容易く手に入ったと推察されます。 そして先生の唯一の自慢はご自分の糖尿病をお灸で治したことでした。 飛んでも無い事の起きる前の穏やかな日々でした。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-10 Fri 17:58
鮫島家家族構成は先生,奥様,長女(既に鍼灸師と柔道整復師の免許を持っている)次女(高校生),長男(幸四郎君,小学2年生)の5人家族です。
幸四郎君はお父さんが小児麻痺の為,男の子として遊んで貰ったことが無いので兄の様に慕ってくれ,彼のお守りも私の仕事になってしまいました。 彼は後成人して悲劇的な最後を遂げる事に成ります。 暫くの間は平穏な日々が続きました,先生は私を可愛がって下さりタバコを丸ごと一箱下さったり,先生の灸点(お灸をするポイント)にもう一人の女性の鍼灸師とお灸競争をさせて下さったりしました。 此れは左手に握ったもぐさを右手で細かく針の様に細くして,右手に軽く持った線香で素早く点火するのです。 坊津から先生のお母様が来鹿され味噌の作り方を伝授に来られ実際に何樽も作るのを手伝ったりしました。 たまのお休みには屋上に上がり将来の夢に胸を膨らませていました。 まさか数ヵ月後飛んでも無い事が起きるなんて夢にも思っていませんでした。 念のため,タバコは今はもう20年以上吸っていません。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-10 Fri 12:59
住込み修行,朝は5時起きです,入院施設の空いた部屋に掃除機を掛けます。
ガスは5円を入れると一定時間作動するツールです。 部屋が終わると鍼灸院の前の道路の掃き掃除をします。 院長先生は鮫島先生と言う方で,サラリーマンの方の為にと言って朝6時半から治療を始められていました。 その頃には朝のご挨拶に行き先生の助手を務め,7時半から皆揃って朝食をします。 それから私は中古の自転車で鍼灸学校へ通います。 お給料は1万円で5千円が学校の授業料,残り5千円がお小遣いです。 家賃,食費は要らない訳です。 指圧,マッサージは厳禁で鍼灸をするものは女性の様なしなやかな手で無いといけないと言うのが先生の持論でした。 中々ユニークな先生で霊的な直観力を養う為に神道系の宗教家に師事し,朝5時半に師の処に押しかけ師を困らせていたそうです。 鍼灸師会の会長を決めるのに最も鍼灸を嫌っている医師を口説き落とし会長にして逆にファンにして仕舞ったりしたそうです。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-09 Thu 18:06
さて鹿児島市に着いた所で旧会社を私より先に退職した先輩がある野党の秘書をしていて,折りしも選挙運動中,此の先輩に連絡を取りその事務所に行きました。
其処で事情を話し,選挙カーの運転をボランテイアでさせて頂く代わりに住込みバイト先を紹介して欲しい旨お願いしました。 しかし毎日の様にそんな無謀な事は止めて,福岡に帰ってサラリーマンをしなさいとお説教をされます。 夜の宿泊は合気道部の後輩が4年生でしたので其処に泊めて貰いました。 そして12日目その秘書の一人が貴方の覚悟は分かった,今から行きましょうと言って鹿児島でも指折りの鍼灸院に連れて行かれて(前もって話を付けていたのでしょう)院長先生とお会いし,住込みバイトが決定しました。暫く経って鍼灸学校の入学試験を受け,合格して学校に通学しながらの住込み修行が始まりました。 その鍼灸院は4階建てのセントラルヒーテイングで遠くから来られる患者さんの為に入院施設が2〜4階まである近代的な鍼灸院でした。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-09 Thu 16:23
さて大体の方針が決まった処で休みも終わり会社に復帰しました。
会社では私の評価が上がり中々見込みのある奴だ,傘下の子会社で成績の良くない処に派遣して立て直す,所謂立て直し屋として出向させようと言う話が持ち上がっていました。 其処で私がこうこう云う理由で退職させて頂きたいと云ったものですからさあ大変,係長,課長,部長,工場長,と総出で私を慰留しようとします。 しかし,私が頑として初心を貫き通したものですから,諦めたらしく退職許可と成りました。 資金は暮れのボーナスとその月の給料だけですから,無駄遣いは一切出来ない。先ず鹿児島で成るべくセラピーと関係のある,出来たら住み込めるバイト先を見つけなければいけない。 旧会社で知り合ったトラックドライバーに頼み込んで鹿児島便の助手席に乗せて貰い,いざ鹿児島へと出発しました。 あいにく雨天でした。鹿児島郡部の得意先に近づいた頃,狭い山道で乗ったトラックが脱輪してしまいました。 幸い得意先が近かったので荷を向こうのトラックに移し変え空にした処でロープで牽引して貰い私達の乗ったトラックは無事脱輪から逃れる事が出来ました。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-08 Wed 18:12
砂泊先生に色々ご相談させて頂いた後,ビールでも飲みに行きましょうかと言う事になって,随分と久しぶりに先生と一緒に熊本の町に出て歓談する事が出来ました。
その後今日は道場に泊まったらと言う事になって道場まで付いて来て頂き,内弟子の橋本さんに今日は片山君を宜しくお願いしますと頭を下げられました。 此れには私の方が恐縮する思いでした。 私も懐かしさの余り橋本さん,他の顔見知りの方々と話しに興じていましたが,ふと気配を感じて神社の拝殿の方を向きました処,丁度 砂泊先生が礼拝を終え私に向かって深々と礼をされる処でした。 ヒエーツ一瞬タイミングが遅れたら大変な礼を失する処でした。 武道の御宗家なのに,私は幾ら熱心だったとは云え学生時代の5年間稽古した外弟子に過ぎない,その私に此処まで礼を尽くされるお姿,本当に心低頭の下がる思いでした。 一寸武道が出来る様に成ると偉そうになる人が多い中,真の武道家とは斯くある者なのか!と深く感じ入りました。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-08 Wed 13:19
生まれて初めて西洋医学以外の施術を受けて何やら感動的でした。
お借りして来た教本を母,祖母,姉に見せてこうゆう事を勉強したい旨伝えました。 結婚したばかりの姉は義兄(姉の夫)の指示を受けているらしく反対派です。 母までが苦労して大学まで行かしたのに今更目くらの真似をするのかとまで云うでは在りませんか,此れには私も切れてしまい有田焼の湯飲みを本棚のガラスケースに投げつけてしまいました。 後で見たらひびが入って使えなくなっていました(勿体ない)。 祖母が間に入ってくれて賢一(私の事)は学問に行くのだから行かせてあげなさい!此の一言で丸く収まりました。正に祖母、様様,大恩人です。 さて具体的にどうゆう風に行動して行ったのかが良く分からなかったので,ふと閃いて熊本の合気道の万生館館長の砂泊師範の下を訪れ相談させて頂きました。 すると鹿児島に鹿児島高等鍼灸学校と言う学校があり其処に入学,勉強した後、国家試験を受けて合格すればセラピストとして開業出来るとお聞きしました。 ![]()
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自叙伝続き |
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2007-08-07 Tue 19:21
やがて月到りてブロイラーの出荷の日がやってきました。
この日ばかりは会社の若い衆が博多の本社から手伝いにやって来て速やかに仕事がはかどりました。 大雪の日でした,此のとき既に心は決まって居ました。 サラリーマン体験は是までだ,私本来の道,セラピストへの道を踏み出す時が来たと感じたのです。 一仕事終えて本社に帰って来て私は2週間の休みを取りました。 そしてもとの古巣の久留米,羽犬塚に行き,かねてから目を付けていた整体指圧の看板が掛かっていた治療院のドアを叩きました。 すると院長先生が出て来られて,今日は水曜日で昼からはお休みなんですが,と云われましたので,いえ実は私はセラピストとして勉強したくて,如何いう風にすれば良いのか先生にお聞きしたくて伺った次第ですと申し上げますと,まあ上がりなさいと快く招き入れて下さり,私の話を聞いて下さった上に体験治療迄して下さり,貴重な教本まで貸して下さいました。 その時初めてカイロプラクテイツクと言う治療名を知りました。 ![]()
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距骨 |
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2007-08-02 Thu 17:20
先般,脚,中でも大腿骨頭とかん骨臼から成る股関節の大切さを説きましたが,今日は踵骨の一つ上部に位置する距骨に付いて考察して見たいと思います。
背骨や骨盤,股関節,膝蓋骨,脛骨,ひ骨,距骨はメジャー頚椎のバランス(補整作用)として歪んで行く訳ですが,人は二足歩行で在るが故に全体重が脚部分に掛かりますから,歩く事によってストレスが頚椎部に逆戻りする可能性がある訳です。 所謂先般書きました竹馬理論です。 竹馬の足を乗せる部分に段差があれば,当然不快であるし,頚部に狂いを生じる可能性がある訳です。 中でも重要な股関節と,距骨はリーデイングを取って指のエネルギーかある光で調整した後,メジャーの調整をすると治療効果抜群です,事実が証明します。 ![]()
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